2つの潔い決断
日本代表がワールドカップで敗退し、その後の7月3日に
29歳の中田英寿選手が現役引退を表明しました。
私はサッカーを見ますが、正直、戦術についてはよく分からず
「走るのが速い。」「献身的なプレーだ。」
そういった視点で楽しんでいます。
だから、試合を司るナカタのすごさを理解することができていませんでした。
しかし、今回の決断にあたり、インターネットに公表されたメッセージを読み
私も一年前に一つの決断をしたハシクレとして、それはスッと頭に入ってきました。
もう一つの潔い決断は、私が昨年10月に読んだ本に書かれていました。
成田文忠 著 『僕もピアノが弾けたよ』
昨年9月に日経新聞に大きく紹介されていました。
理系の出で、航空機メーカーで品質管理の仕事をしていた成田氏は
そのかたわら、自閉症と診断された「耳のよい」長男にピアノを教えていました。
成田氏は、子供の頃から独学でオルガンなどを勉強してきたそうです。
また、福祉の専門的な勉強をしたこともないそうです。
ある日、サラリーマンとしての限界に気づき、
他の知的障害をもつ子供達にもピアノを教えて欲しいという要望があり、
定年を待たずに三十九年の勤務を終えて早期退職する道を選びます。
この本を読んで感銘を受けたのは、品質管理から音楽の世界に移り、
新しい道を現在進行形で進んでいることです。
あわせて、音楽も福祉も専門に勉強していないからこその”枠にはまらない強さ”、
上司も部下もいるサラリーマンとしてもまれた経験は、
ちょっとした出来事を自己にフィードバックし、
改善策を練ったりすることにいかされています。
私の11年間も意味のあるものだと、おだやかな気持ちにななれました。
この本から受け取ったメッセージを心に留め、約一年になります。
退職して一年経ったら本の感想を書こうと思っており、
今回の中田選手の現役引退を機にご紹介させていただきました。
29歳の元プロサッカー選手に幸あらんことを願っています。
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