2020年5月 1日 (金)

退院から三ヶ月

退院から〇ヶ月シリーズです。

1月下旬の卵巣腫瘍の手術から三ヶ月以上経ちました。

私は入院前とは打って変わって元気な毎日を過ごしています。

 

最近は"医療従事者"という言葉を耳にします。

このたび、初めての入院

医療従事者の皆さんに大変お世話になりました。

 

まず思ったのは、良性見込みの患者一人にさえ、

これほど多くの方が関わっているのか、ということでした。

 

婦人科の医師チーム(数名の医師が執刀、研修医も加わる)、

麻酔科医、手術室の看護師(臙脂色の手術着)、

昼と夜でシフトを組む病棟の看護師(白衣)、

薬剤師、3度の食事を提供する管理栄養士、

ベッドの周りを清掃する方・・・。

思い出しただけでもかなりの人数です。

 

食事が楽しみで楽しみで、毎回ペロリと食べていました。

ニンジン、海藻、乳製品が多かったので

退院後は家でも取り入れるようにしました。

 

看護師さんは昼も夜も全員女性。

のシフトが徹夜だったのにはびっくりでした。

みんながんばっているんだなー、

私も「ガイドは朝早くて大変」なんて

グチらないようにしようと思ったものです。

 

全身麻酔をかける麻酔科医は

患者に不安を感じさせないような若い気さくな医師でした。

 

全員のチームワークのおかげで私は順調な経過をたどり、

高齢者のデイケアセンターでピアノを弾いたり、

新しい仕事を見つけて働きに出たりしています。

 

今、病院の中は未知の病で大変なことになっているでしょう。

医療従事者の無事と

病院がいつもの状態に戻ることを心より願っています。

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2020年3月29日 (日)

退院から二ヶ月

旅行記の途中ではありますが、退院から二ヶ月のご報告です。

この二ヶ月、いろいろありすぎて

開腹手術のために入院していたのも遠い話のような気がします。

 

今は要請通り、不要不急の外出を自粛しています。

この生活が退院直後の自宅静養によく似ているのです。

家の中での掃除・洗濯・料理はOK。

近所に買い物に出かけるぐらいはよい。

 

2月頃、この買い物が本当に大変で・・・。

目がチラチラする中、やっとの思いでお店に到着しても

買ったものを持ち帰れるかどうか分からない。

「豆腐が重い」経験には自分でも驚きました。

 

その後、人前でピアノを弾き、

飲酒と風呂桶に浸かってよいという許可が下り、

関西方面に宿泊して一日2万歩以上歩き、

再びの自宅静養的生活を元気に過ごしています。

 

オリンピック、パラリンピックの延期も発表されました。

もちろん、通訳案内士として多くの仕事をいただく機会ではありましたが、

アスリートの皆さんを見習い、

今できること(ドイツ語、知識、体力強化)をしっかりして

いつかの未来に備えるつもりです。

 

また旅行記を再開しますので、神社仏閣の旅をどうぞお楽しみください。

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2020年2月27日 (木)

退院から一ヶ月

卵巣腫瘍による初めての入院、手術を経験し、

退院してからひと月が経ちました。

 

先日、入院していた病院で診察を受け、

順調に回復していることと、

左右の卵巣腫瘍がともに良性であったことが分かりました。

MRI画像から「良性と思われる」という見立てはありましたが、

やはり病理検査の結果を聞くまでは心配でした。

 

それにしても、世の中は予想を超える出来事が起こるものですね。

入院中に報道されるようになったコロナウイルスの影響は

日に日に大きくなっています。

 

思い起こせば、昨年の上海と蘇州への旅行。

ドイツ人が多く訪れる上海は一度行きたいと思っていました。

その一度をいつにするかが問題でしたが、

腫瘍をきっかけに、フライト時間が短い上海泊にしたのでした。

 

しばらくは観光目的で渡航するのは難しいでしょう。

病気があったからこそ、行かれた場所かもしれません。

 

入院にあたり、働けない期間、■無給休暇■ができてしまいます。

しかし、腹を切るために腹を括り、仕事を整理しました。

 

ドイツ語通訳案内士として働けるかどうかは、私の体調よりも、

お客様が来日することが前提なので、今後どうなるでしょうか。

「しっかり休みなさい」ということかもしれないので

研修に参加しつつ、少しずつを取り戻すつもりです。

(英語を話す短時間の仕事には無事復帰しました)

 

いろいろ書きましたが、お腹を切ると

”度胸がつく”というか、”度腹がつく”感じがします。

こういう状況だからこそ、太っ腹でいきますよー。(^v^)

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2020年2月19日 (水)

入院エピソード6(短い冬)

入院エピソードを書いているうちに、退院から3週間経ちました。

 

今年の冬は短かったという印象ですが、

それもそのはず、病院の中は寝巻一枚でも十分暖かいのです。

洗面台の水はヒヤッとすることなく、適温

自宅に戻ってから、冬の水が冷たいことを思い出しました。 

窓の外で雨が降っていても、どこか他人事のようでした。

 

季節感を取り戻したのは、病院内のコンビニで節分の豆を見た時です。

今はひなあられが並んでいるのでしょうか。

 

今回の入院経験は病院でのピアノ演奏できっと役に立つと思います。

点滴と一緒に聴きに来る方、ベッドごと運ばれてくる方、

私には遠い世界だったことが、一気に近づいてきました。

次はどんなを届けましょうか。

 

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このたびは突然の報告でご心配をおかけしました。

自宅静養の後、ドイツ語とピアノのレッスンには復帰しております。 

今後は無理のないように、しかし少しずつ負荷を上げて活動する予定です。

これからもよろしくお願いいたします。

 

入院エピソード<<完>>

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2020年2月15日 (土)

入院エピソード5(病院の食事)

入院中の楽しみといえば、食事です。

献立を考える必要もなく、時間になれば病室まで運んでもらえます。

 

今回の入院は7泊8日でした。

腹部の手術だったので、

おもゆ、三分粥、七分粥、全粥、常食という流れで

少しずつ固体に向かっていきます。

腸閉塞を起こしていないことを日数をかけて確認しているようでした。

 

専門の方が考えたメニューには興味津々。

毎回記録をとり、見習うべき点は自宅でも習慣化しようと思いました。

 

とあるお昼の七分粥です。

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何度も食事をするうちに気づいたのは、

にんじん海藻乳製品 が我が家よりも多いことです。

牛乳が苦手なので、乳製品については自覚があったのですが

にんじんと海藻はノーチェックでした。(^^ゞ

 

入院中、善は急げとばかりにスマホ経由で生協に注文しました。

にんじんジュース、もずく、めかぶ、糸昆布などの海藻類、

そしてプリンやヨーグルトなど。

 

病院風の栄養バランスをしばらく続けてみようと思います。

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2020年2月13日 (木)

入院エピソード4(ミッフィーのポーチ)

手術後、お腹に力が入らずに体を起こすのが難しくなりました。

それでも手術翌日には看護師さんの助けを借りて歩く練習をします。

 

歩行前、ベッドの上で体の向きを変えたりなんだりしている時に

自前の荷物の中の保湿クリームが必要になりました。

本来は自分で取り出すのですが、

状況が状況なだけに看護師さんにお願いすることになりました。

 

ミッフィーのポーチに入っています」

 

世代的に”うさこちゃん”と呼んでいるのだが、

若い看護師さんに通じないと困るので"ミッフィー"と言ってみました。(^^ゞ

 

「あ、これですね?」

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「あ、いえ、青いポーチがあるはずですが・・・」

 

「あ、ありました」

Img_20200125_094508  

「あー、これです、これです」(うさこちゃん、かわいい~)

 

実はこの阪急柄ポーチも持参していました。

看護師さんにお披露目しそびれた・・・。>_<

Img_20200125_094603  

 

この日が一番キツくてヨレヨレしていました。

しかし、こうして思い返してみると

"うさこちゃん"か”ミッフィー”か?などと考えていたぐらいで

それほどひどくなかったようにも思えます。

 

歩行練習を乗り越えたところでケロッと立ち直り、

雑誌を読んだり、タブレットでゲームをしたりして

静かな日々をゆったりと過ごしていました。

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2020年2月11日 (火)

入院エピソード3(血圧のこと)

今回は、手術室当日にもともと高めの血圧が上がった話です。

 

朝、自分のベッドで血圧を測ってもらうと最高血圧は約150。

看護師さんに

「ちょっと緊張してしまって・・・。手術してもらえますかねぇ?」

と、かなりそもそもな質問をしました。

看護師さん経由で医師に確認してもらい、手術OKとなりました。

 

そしていよいよ手術室へ。

見たこともない機材が並んでいる部屋を通り、

ベッドよりもずっと細い台に横たわります。

 

この時、血圧のことは忘れていたのですが、

体に血圧計をつけた途端、手術室内にアラームが鳴り響きました。

ドラマの緊迫したシーンのあの音です。

ここにきて手術が中止になったら本当に困る。

 

そのアラームを聞いてますます心臓バクバク。

最高血圧は190に達した時には、ある考えごとをしていました。

 

その後、「眠くなるお薬を入れますよ~」の声とともに

全身麻酔がかかり、目が覚めたら手術が終わっていました。

 

心臓にが生えていると思われてもおかしくない私は

なんて繊細な心臓をしているのでしょうか。

 

ある考えごととは、

「こんな緊迫した音を聞いたら逆効果である。

 血圧がある値を超えたらバロック音楽を流す仕様にしてほしい。

 バッハの『アリオーソ』をおすすめしたい」

でした。

 

このような状況でも血圧そっちのけで音楽のことを考えていたとは!

今後も、病院や高齢者の方たちに安心感を与える演奏を目指して参ります。

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2020年2月 9日 (日)

入院エピソード2(独作文)

今回の入院に際し、基本的には事後報告とすることにしました。

といっても、習い事などは数週間休むことになるので

事情を話さなければなりません。

 

そこで浮上したのが独作文問題です。

 

ドイツ語教室では、ドイツ人の男性の先生に習っています。

何年もお世話になっているのにドイツ語で話さなくてどうする!!

・・・と自分を鼓舞し、一時間かけて独作文をしました。

 

”卵巣の腫瘍を摘出(herausnehmen)する手術をします。

MRIによると、良性の可能性が高いです。”

 

というような内容です。

日本語ではこの文章でも通じなくはないですが

英語にもあるように「~してもらう」という動詞を使わねばなりません。

 

下手な作文をすると、医師でもない私が手術したり、

「腫瘍が私を手術します」みたいになるので要注意です。

 

インターネットの和独辞典で医学用語を調べまくって作文、

ワープロ打ちした紙を見せつつ、先生に報告しました。

 

先生は10秒ほどその紙を見て

「うん、うん、この病気を知っているよ。よくある(häufig) んだよね?」

と明るく受け止めてくださいました。

「そうです、そうです、よくある(häufig) んです」

オウム返しだが仕方がない)

 

「ほほぉ、摘出(entfernen)するんだね」

「そうです、そうです、

 医師が摘出(entfernen←先生に合わせて即座に動詞変更)するんです」

(とっさに「~してもらう」を使って作文できないので、医師を主語にする)

 

まあ、それにしてもさすがドイツ語です。

今回の入院中に行った"硬膜外麻酔"という言葉も辞典に載っていました。

日本人が苦労して訳したんだろうなぁ・・・と

西洋の科学技術が日本にやってきた頃に思いを馳せました。

 

そのドイツ語教室にもまもなく復帰します。

病院関係の言葉にはだいぶ詳しくなりました。何事も経験です。(^v^)

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2020年2月 7日 (金)

入院エピソード1(インフルエンザに注意)

体調の回復に伴い、入院の記憶も少しずつ思い出に変わっています。

病状は個人差があるため、その周辺の出来事を綴りたいと思います。

 

手術の一か月ほど前にベテラン看護師さんと面談しました。

こちらの状況を伝え、入院前の注意事項などを聞きます。

その際、職業を尋ねられました。

「通訳ガイドです」と答えると、「ああ、ツアーガイドですか!」

「(”つ”と"ガイド"だけ一致しているが)まあ、そういったものです」

 

私はこういう答えが返ってくると思いました。

「今年はオリンピックパラリンピックがありますね。

 間に合うように治しましょうね」

 

しかし、ここは病院です。予想外のことを言われました。

「そうですか。

 不特定多数の人と会うお仕事ですから、

 インフルエンザなどの感染には十分注意してください。

 インフルエンザにかかったら手術は延期になります」

 

ええええええ、延期!?

仕事を整理して、なんとなく手術を待っていればいいのかと思ったら。

 

その後、人混みに行くのがだんだんと恐ろしくなり、

歩いて行ける場所は極力徒歩で移動するようになりました。

 

入院に関する一連の出来事の中でも、

インフルエンザにかからず手術当日を迎えられたことが

一番ほっとしたような気がします。

 

そして・・・、コロナウイルスのニュースを見るたびに

”手術延期”のやり取りを思い出します。

旅行の仕事は、語学力以上に基礎的な体力が必要な仕事かもしれません。

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2020年2月 4日 (火)

自宅静養

早いもので、自宅静養も一週間が過ぎました。

 

ブログの更新ができませんでしたが、ぐったりしていたわけではなく、

朝食を用意、洗濯(カラカラな天気ですぐ乾く)、

近所を散歩ついでに食材を調達、

関係各所に退院報告メール、仕事メールの対応、

コロナウイルスのニュースを見る・・・といった毎日でした。

 

入院前、手術経験者に話を聞いたところ、

「入院中に体力が落ちるよーーー」

と教えてくれたので、事前にかなり歩いて体力を上げておきました。

 

そういったわけで、家に戻っても体力の低下は感じなかったのですが

病棟内の白っぽい世界に目が慣れたため、外で見るものに目が

車や自転車の動きと音に対する反応が鈍くなっていました。

 

あんなに歩いた私が・・・と情けなく思いつつも、

体と相談しながら、順調に歩く距離を伸ばしています。

一週間後はもっと良くなるなるはずです。(^v^)

 

最後になりましたが、このたびはメールやコメントにつきまして

ご協力ありがとうございました。

引き続き、落ち着くまではブログ閲覧のみとさせてください。

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