19年半を完走≡3
月に一度の高齢者デイケアセンターでのピアノ演奏は
センターの計画的な閉鎖に伴い、最終回を迎えました。
2001年9月に始めたボランティア活動も
気づけば19年半もの時が経っていました。
始めた頃は正社員として夜遅くまで働いており、
どうやって練習時間を確保していたのか、まったく思い出せません。
長続きしたのも、ひとえに職員たちのプロ意識の高さによるものです。
ここでは「先生」と呼ばれ、
日程調整、プログラムの事前送付、当日の段取りなど
しっかりした仕組みで進めさせてもらいました。
私の方で気をつけたのは、やはり健康管理です。
風邪やインフルエンザだけでなく、手のケガにも注意しました。
最後の一年は新型コロナウイルスの影響もあり、
自分の体調には本当に気を遣いました。
しかし、こういった施設の役割を考えると
感染防止を理由に休むよりも「協力したい」という気持ちが強く、
出来る限りの感染対策をして通い続けました。
外国の民謡、
利用者さんたちが若かった頃のタンゴや映画音楽、
懐かしい日本の歌・・・。
知らなかった曲がいつの間にかレパートリーになり、
夜中の2時3時まで選曲したのもいい思い出です。
貴重な時間をありがとうございました。