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2019年2月26日 (火)

『東京二期会オペラ劇場 金閣寺』(2019.2.24 東京文化会館)

日曜日は東京二期会のオペラを観に行きました。

題して、三島由紀夫の名作『金閣寺』

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ドイツ語の台本と黛敏郎の曲、演出は宮本亜門です。

上演中は日本語と英語の字幕が出ます。

 

3日間の上演のうち、A組B組的にキャストが替わるため、

紙が張り出されていました。

応援しているバリトン加耒徹さんが「鶴川」役で出演します。

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『金閣寺』といえば、高校生の頃に読んだことがあります。

小説では主人公の「溝口」が吃音でしたが、

オペラでは右手が不自由であるという設定になっていました。

 

小説のエピソードを織り交ぜつつ、抽象化もうまく取り入れられ、

シンプルな舞台装置とともに、テンポよく進んでいきます。

 

私は「溝口」が金閣寺に火をつけるまでの苦悩を

黛敏郎の音楽とともにハラハラドキドキしながら聴きました。

 

全体的に、男性キャストのキャラが

徹底的に作り込まれているのが印象的でした。

 

主役の「溝口」(バリトン:宮本益光)の安定感はもちろん、

チャラさが必要な「柏木」(テノール:樋口達哉)、

クリアな発音のドイツ語と和尚さんの衣装のギャップにたまげた

「道詮和尚」(バス・バリトン:志村文彦)。

 

そして、真面目で憂いを秘めた「鶴川」(加耒徹)など、

どの役柄もいまだに頭に復元できる気がします。

 

女性はとにかく綺麗でした。

まるで高校生の時に読んだ本の中から出てきたようです。

 

ドイツ語学習者としては、

二期会合唱団の迫力あるドイツ語もしっかり聴いてきました。

ある時はお経、ある時は「溝口」をそそのかす言葉。

ドイツ語の命令形が鋭く突き刺さります。

 

観る側もパワーのいるオペラでした。

大熱演の舞台をありがとうございました。

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