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2016年11月28日 (月)

『ナクソス島のアリアドネ』(2016.11.23 日生劇場)

先日、久しぶりにオペラを観に行きました。

 

東京二期会オペラ劇場 『ナクソス島のアリアドネ』

ドイツ語のオペラ(字幕付き)を日本人キャストが演じます。

 

私の席は、(3階席に見えますが)2階の最前列でした。

舞台の奥の方までよく見えるので

今回のような出演者の多いオペラにはありがたい席です。

 

プロローグ(Vorspiel)と1幕からなるこの作品は、

劇中劇が見どころとなっています。

 

<<プロローグ>>

とあるパーティーで、芸術家たちが悲劇を演じる予定だったのが、

急遽、芸術とはかけ離れたエンターテイナーたちの喜劇も上演することになり、

楽屋でのドタバタが描かれます。

悲劇と喜劇のどちらを先に演じるべきか・・・と議論していたら、

「同時に(gleichzeitig)」

という話になり・・・。

 

<<1幕>>

丸いテーブルがいくつも並ぶパーティー会場で、悲劇の上演が始まります。

テーブルについた人々と私たち客席も、その行く末を見守ります。

そこに、喜劇が割り込んで明るい雰囲気になり、また悲劇になって、

だんだんと舞台のごちゃまぜ感に巻き込まれていきます。

しかし、ラストはまるで初めから悲劇だけを演じていたかのように

まとまるのでした。

 

---

舞台の演出は、どのキャストを見ても楽しめるようにできていました。

何度も観劇すれば、きっといろいろな小ネタが見つかったことでしょう。

 

執事長役の多田羅迪夫さんは、

声楽家の指導をした先生としてよくお名前を見かけます。

歌というよりはドイツ語のセリフだったので、ワクワクしながら聴きました。

 

小森輝彦さんは、音楽教師役。

ドイツ語がとても聞き取りやすく、プロフィールを拝見したところ、

「日本人初のドイツ宮廷歌手」とのこと。

 

舞踏教師役の升島唯博さん。

エンターテイナーチームの雰囲気にぴったりな軽い雰囲気の中、

ドイツ語も印象に残りました。ドイツでも活躍されたそうです。

 

ラストシーンを飾ったバッカス役の片寄純也さん。

迫力のある歌で余韻を残しました。

 

エンターテイナーチームのマドンナ、ツェルビネッタ役の高橋維(ゆい)さん。

ひとたびアリアが始まると、

客席の視線が一斉にツェルビネッタに注がれるのが2階席からよく分かりました。

 

そして、バリトンの加耒(かく)徹さんは、

エンターテイナーチームのハルレキン役でした。

キュートな見かけと、確かな歌声。

いつもはあまり見ないような動きだけでなく、

ドイツ語のアリエッタを聴くことができ、うれしかったです。(^-^)

 

感想が長くなってしまいましたが、

音楽(リヒャルト・シュトラウス)もドイツ語も楽しめるオペラでした。

 

指揮:シモーネ・ヤング
演出:カロリーネ・グルーバー
管弦楽:東京交響楽団

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