『画鬼 暁斎 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル』
美術館めぐりが趣味の学生時代からの友人と
丸の内の三菱一号館美術館で開催中の
を観に行きました。
展覧会情報に詳しいドイツ語仲間も行くと聞いていたので
絵については予備知識ゼロの私も、とても楽しみにしていました。
弟子コンドルは、明治時代に政府に招かれた
かの有名な英国人建築家 ジョサイア・コンドルのことです。
この三菱一号館もコンドル設計として知られています。
20歳も上の河鍋暁斎(きょうさい)のもとで、絵を学んだのだそうです。
今回は、復元された三菱一号館で、
その師である暁斎(と一部コンドル作)が展示されるという企画でした。
展覧会の説明書きにもありましたが、
暁斎の画風は幅広すぎて分類が難しくなったのだそうです。
たしかに、浮世絵風、心の落ち着く水墨画、
笑いのこみ上げるマンガ風絵日記、
はたまた西洋の香りのする色合いの絵もあり、
素人の私が見ても、同じ画家が描いたのだろうか?と思いました。
中でも印象に残ったのは、赤い色です。
女性の着物や猫の上着、西洋のドレスや建物など、ぱっと目をひく鮮やかさ!
また、動物の絵もとても魅力的でした。
鴉(からす)なんて、そのイケメンぶりに
絵の前を通り過ぎてからもう一度戻ってしまったほどです。(^^ゞ
ニューヨークのメトロポリタン美術館からも絵が貸し出されていました。
暁斎の絵の精密さにも驚きました!
大合戦の絵は、人間に代わってカエルたちが戦っています。
ただ精密なだけでなく、ユーモアもあって、観ていると楽しくなります。
出口のグッズ売場では、ついつい
左:コンテル(=ジョサイア・コンドル)
右:登場人物B(だったと思う。ポーズがツボに入り、即決)
美術館も時々行ってみると面白いものですね。
また目の保養にどこか出かけたいものです。
追伸:以前は軋(きし)んでいた床がカーペット敷きになり、
静かに歩けるようになりました。
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