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2015年6月 8日 (月)

『バッハ・コレギウム・ジャパン 教会カンタータ全曲シリーズVol.69』(2015.6.6 東京オペラシティ)

6月6日(土)の午後、タケミツメモリアルホールへ出かけました。

すでに何度もリピートしているバッハ・コレギウム・ジャパンの演奏会です。

ドイツ語の歌なので、今回も対訳本を片手に聴くことにしましょう。

 

今回のプログラムは、ルターの宗教改革500年を記念した企画の1回目です。

合唱、オルガン独奏各3曲ずつ、

当時を想定したオーケストラによるバッハのカンタータ3曲という構成でした。

 

最初に、ルターが作詞(またはラテン語からドイツ語に訳詞)、

旋律を作った賛美歌をその時代の音楽家ヴァルターが合唱にアレンジした作品、

続いて、同じテーマについて書かれたバッハの曲が

ホールの特色でもあるパイプオルガンの独奏として演奏されました。

 

ヴァルターの音楽は、シンプルであるが故のインパクトがあり、

500年前のドイツの教会に戻り、厳粛な気持ちになりました。

バッハは300年前の作曲家なので、並べて聴くととても新しい感じがします。

 

1曲目は、第101番『私たちから取り去ってください、主よ、まことの神よ』

カンタータでは、合唱の他に各パートにいるソリストの演奏も聴くことができます。

いつもは合唱の一人として参加している加耒徹さん(バス)は、

この企画でソリストデビューとなります。

 

こちらもなんだか緊張してきてしまいましたが、

オペラの経験も積んでいる加耒さんは

怒りを鎮めようとするアリアをドラマチックに歌いました。

初々しいだけでなく、音楽が後世に伝わっていきそうな予感に

頼もしい思いがしました。

 

休憩をはさみ、2曲目は、

カンタータ第7番『キリスト我らが主ヨルダン川に来たりたもう』です。

川が流れるような音楽の中に聴こえる

華やかなヴァイオリンの旋律が印象に残りました。

 

3曲目のカンタータ第38番『深き苦悩の淵から、私はあなたを呼びます』

苦悩の淵からデロデロと湧き出るような合唱で始まりました。

短めの曲ながら、苦悩から救いに至る歌詞がとても心に響きました。

 

終演後は、指揮の鈴木雅明先生のサイン会がありました。

(もしかすると、今までもこういう機会はあったのでしょうか?

 毎回対訳本を買っていたのに、まったく気づかなかった・・・)

 

対訳本にサインをしていただく約10秒間、コンパクトに

ドイツ語が好きでよく来ています」

とお伝えしました。

短時間の対話の中にも知性が溢れ、

最初から最後まで感銘を受ける演奏会となりました。

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