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2015年4月 5日 (日)

『バッハ・コレギウム・ジャパン マタイ受難曲』(2015.4.3 東京オペラシティ)

4月3日にバッハの『マタイ受難曲』を聴きに行きました。

 

イエス・キリストにまつわる物語が

弦楽器や木管楽器、チェンバロ、オルガンなどの演奏にのせ、

レチタティーヴォというメロディーのついた語りと

アリアと呼ばれる歌で構成されています。(ドイツ語詞)

劇に相当するものはないので、頭の中で想像します。

 

2015年の4月5日は復活祭にあたり、この季節にふさわしい演目です。

 

開演前に日本語の対訳つきパンフレットを購入。

聖書等をもとにした歌詞の分量にたじろぎ、

ずっと公立の学校に通っていた私が、内容を理解できるのかと心細くなり、

とにかく、演奏中に日本語を読んでいる時間はないので

ドイツ語の歌詞だけを速読しながら歌を聴くことにしました。

 

クリアな発音のテノール(ベルンハルト・ベルヒトルト)のレチタティーヴォや

2つのグループに分かれた合唱などにより、

ある時はドラマチックに、ある時は淡々と、場面が進んでいきます。

 

二部構成のうち、キリストが捕縛されるシーンで一部が終了。

この時点で、緊張のあまり喉がカラカラに・・・。

後半はもっとシビアな内容になり、やがて最期を迎えます。

 

気づくと、正味3時間の大作でした。

隣りの方は、何度も涙を流していました。

 

ドイツ語の歌詞を見ていると、助動詞の使い分けが巧みで

自ら進んで、こうすべき、強制的に・・・登場人物たちの思いが伝わってきます。

 

それにしても、ドイツ語の響きがこれほど美しいとは・・・!

そして、この作品をドイツではなく、東京で聴けたことにも感謝せねばなりません。

今も頭の中で、壮大な物語が上演されているような気がしています。

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