古書街めぐり
所用のため、神保町に出かけました。
神保町といえば古本屋が立ち並ぶ街として知られています。
本の好きそうな人々がじっくり選んでいるのを見てうらやましくなり、
恥ずかしながら、普段ほとんど本を読まない私も
お店の外に並べられた本を見て歩くことにしました。
本を読む能力はともかく、
私は100冊ぐらい並んだ本の背表紙すべてを
約3秒ほどで読み取ることができます。
立ち止まって3秒、どんな本があるのかを知り、
少し歩いてまた3秒。
文学大全集のバラ売り、陶器の歴史全何冊や地名の由来の本など、
お店ごとにカラーもあり、興味深く”読み歩き”ました。
さすがに、私が読めそうな本はないだろうなぁと思って
最後の一軒のつもりで、題名を読み取っていたところ、
”図説”、”ドイツ”と書かれた薄い本が目に入りました。
手にとって見ると、ドイツの古都の歴史が写真入りで綴られています。
ハイデルベルクやトリアーなど、訪ねたことのある街も出ていました。
辞書的にも使えそう・・・と考えつつ、著者を確認しました。
著者の谷克二さんは、ドイツや音楽に詳しくて
数年前にエッセイを読んだことがあります。
偶然出合った本が、その方のものだったとは!
神保町で本を買うのは初めてで緊張しましたが、
よくよく見ると、古本には味わいがあっていいものですね。
購入したのはこちらの書店にて。
大切に活用したいと思います。
古本関連サイト:
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コメント
表紙の門は確かLübeckではなかったかしらん。間違ってたらすビバせん。
流石首都、神田は古書「街」ですよね。
古書店なんてのは我が街にはなく、神戸に出掛けて三宮センター街に1店あるのみです。あるだけでも良しとしなけれななりません。
そこで古書を買ったことがあって、「日本の放送のあゆみ」と言います。ラジオ放送の開始から戦時中のラジオ放送の内容、戦後の復興、民間テレビ放送がなぜ県域単位の放送になったか、正力松太郎の「日本テレビ放送網」の挫折…面白い本で、昨年秋の断捨離もくぐり抜けて、私の本棚に収まっています。
大阪だと少し大きくなって、梅田「阪急古書のまち」と少し大きくなります。10店ほどあるようです。
盛大に書籍を買うて積読し文化文化と夜も眠れず(おそまつ)
投稿: シブ | 2012年11月16日 (金) 07:49
>シブさん
Ich habe ein antiquarisches Buch gekauft.(^^)
#古い=altではないはず・・・と思って調べたら、
#antiquarischで納得。
表紙の写真は、お見事
リューベックのホルステン門です。
行ったことがない街ですが、ドイツの古都らしい門ですね。
シブさんが買った古書も面白そうなテーマで
目に留まったのがすごくよく分かる気がします。
古書店というのは、自分の枠を超えた本も多数あって
その中からストライクゾーンの本を探す楽しさがありそうです。
投稿: ようこ | 2012年11月16日 (金) 12:51
高尚な話題の中恐縮ですが、古本を入手するのに便利なのはAmazon.co.jpですね。
捨ててしまった本や引越しでなくなってしまった本をもう一度読みたくなったので利用したのですが、送料を考えても手頃な値段で手に入りました。古書店を巡る時間と手間もありません。
しかしようこさんの3秒で背表紙を読むのって超能力ですか。洋書でも行けます? すごすぎます。
投稿: けいいち | 2012年11月16日 (金) 17:59
>けいいちくん
タイトルを知っていると、Amazon.co.jpは便利ですね。
私はらくぴーの落語とのコラボ曲を弾くために
楽譜の新刊が見つからなかったため、古楽譜を2回注文しました。
あの時は、届いた楽譜を拝んでしまいました・・・。
3秒スキャニング、洋書でも挑戦してみたいですねぇ。
日本語であれば、映画の字幕、メニュー、会議の資料など
数秒で読み終えることができます。
ピアノの楽譜を見ながら演奏するのが、その良い応用例かもしれません
投稿: ようこ | 2012年11月16日 (金) 21:38