映画『pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』
ドイツ語の会話を勉強した後、新宿バルト9で3D映画を観ました。
『pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』(ヴィム・ヴェンダース監督)
注:大音量で音楽が流れます
2009年に急逝したピナ・バウシュは、ドイツの有名なダンサーかつ振付家です。
ピナ・バウシュが率いるヴッパタール舞踊団のダンスと
団員のインタビューを交えながら進む、3Dのドキュメンタリー映画です。
3D映画というと、隕石が客席に飛んできたり、
恐竜が大口を開けたりするイメージで、どうも苦手なのですが、
この映画は生の舞台を表現している、という新聞記事を読み、興味を持ちました。
なるほどたしかに、3Dメガネをかけると本物の舞台を観ているようです。
倒れたり落としたり、アクロバット風の動きも多く、
ダンスに詳しくなくても、相当のトレーニングが必要だということは想像できます。
振付の中には、同じ動作を執拗ともいえるほど繰り返すことがあり、
そのスピードを無限大にどんどん上げていきます。
その様子は、数学の微分を可視化したようにも思えました。
映画に出てくる言語は、ドイツ語の他、
フランス語、英語、イタリア語、韓国語などを団員が話していました。
舞踊団の多国籍ぶりがうかがえます。
ドイツ語の登場回数は少なく、聴き取りポイントは
冒頭の春夏秋冬を手で表現するダンスの説明でしょうか。
平易な語彙のおかげで、原語で意味を理解できたのはうれしいことです。
ところで、映画のエンドロール(2次元より見づらい)を凝視していたら、
ごくごく小さい文字で Shiatsu Therapist という文字を見つけました。
やはり、ダンサーたちも指圧を受けたりしてメンテナンスをしているようです。
ダンスに興味のある方にオススメしたい映画でした。
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