『空海と密教美術展』(東京国立博物館 平成館)
上野の東京国立博物館で開催されている『空海と密教美術展』を観に行きました。
上野駅の出口を間違えたため、西郷さん経由で博物館に向かいました。
至る所でセミの大合唱が聞こえましたよ~。
会場敷地の入口に到着。ここからしばらく歩きます。
774年生まれの空海は、唐に渡って真言密教を学び、
日本に戻って真言宗の開祖となりました。
展示物を見ながら空海、その時代を振り返ります。
空海直筆の書も公開されていて、その保存状態に感嘆するとともに
達筆ぶりをしっかりと見ておきました。
空海が最澄に宛てた著名な手紙「風信帖」も展示されていました。
また、立体像(仏像曼荼羅)コーナーでは
全体に漂うオリエンタルな雰囲気がとてもよかったです。
”鬼の形相”をした像もいくつかあって、本当に怖いんです・・・。
大きなタペストリー状の展示(両界曼荼羅図)も迫力がありました。
金剛界と胎蔵界のどちらかが展示されるとのことで
私が行った日は、正方形と円の組み合わせがきれいな「金剛界」でした。
展示品の多くは、
京都の東寺、醍醐寺、仁和寺、和歌山の金剛峯寺から運ばれてきたようです。
今まであまり何寺が何宗か、などと考えていませんでしたが
やはりそういったところも知っておいた方がよいと思って
説明のプレートもしっかりと読んできました。
唐の時代にタイムスリップした気持ちになる展示会でした。
博物館の合間より。
| 固定リンク
コメント
曼荼羅の絵とか沢山ありましたか?
いってみたいなぁ(^O^)
投稿: | 2011年8月26日 (金) 21:55
コメントありがとうございます。
お名前を入れ忘れたようですが、せっかくなので教えてくださいませ。
取り急ぎのご連絡まで。
投稿: ようこ | 2011年8月27日 (土) 01:34
ようこ
さんへ
いつもブログで貴重な情報ありがとうございます
密教美術に興味があるので、都内に出たついでに足を運んでみようと思います。先日文庫本の『空海 感動の言葉』を買って時々読んでいました。受験勉強の知識くらいしかなかったのですが、奥が深いですね。竹馬友の嫁ぎ先檀那寺が真言宗なので、今度会ったときによい報告ができるとよいなあと思います。
投稿: Gute Reiseの家主 | 2011年8月27日 (土) 11:50
>Gute Reiseの家主さん
あまりにも無知でお恥ずかしい限りなのですが
最寄駅で前売券を取り扱っているため、
面白そうな展示会にはなるべく足を運ぶようにしています。
色のさめたタペストリーには過ぎた年月を感じ、
神を踏みつぶす像には躍動感がありました。
上野では「風信帖」を最近公開したとのこと、
貴重な展示についてご友人にもよい報告ができることと思います。
投稿: ようこ | 2011年8月27日 (土) 21:44