« 火事に遭遇 | トップページ | 仕事のある日の昼食 »

2010年11月15日 (月)

『ブロードウェイ・ミュージカルライブ2010』(2010.11.15夜 新国立劇場)

日曜日夜、久しぶりに戸井勝海さんの歌声を聴きに行きました。

名付けて、『ブロードウェイ・ミュージカルライブ2010』

初台の新国立劇場 中ホールが会場です。

 

豪華出演者は、

石井一孝、岡幸二郎、小西遼生、坂元健児、戸井勝海、

彩乃かなみ、紫城るい、姿月あさと、土居裕子、保坂知寿。

そして司会者は、フジテレビの軽部真一アナウンサーでした。

歌って踊るコーラス隊もついています♪

 

ミュージカルが好きな方ならご存じの出演者たちが

さまざまなミュージカルの名曲をソロで、あるいはデュエットで歌います。

全員、司会者からのインタビューもあって、トークも聞けるお得感。

 

しかし、2時間45分のロングショー、セットリストを覚えられるわけもなく・・・。

印象に残った部分を出演者ごとに書き連ねることにしましょう。

 

☆紫城るいさん

目のくりっとしたかわいい方で、『アイーダ』の「お洒落は私の切り札」

とても雰囲気に合っていました~。

見た目によらず、お酒が強いのだとか。

 

☆姿月あさとさん

一度、歌を聴きに行ったことがあります。

その時は女性役でしたが、今回は宝塚のように男性、女性を行ったり来たり。

『エリザベート』のトートになって歌う「最後のダンス」がかっこよかったです。

 

☆小西遼生さん

若い!と思ったら、28歳だそうです。

シルエットがややダルビッシュ風?でしょうかね。

ちょっとハスキーな感じの歌声で、『ミス・サイゴン』の歌などを披露しました。

 

☆彩乃かなみさん

お芝居中心の『グレイ・ガーデンズ』を観たことがあります。

何でも歌える方なのでしょうか、歌の世界に集中できました。

 

☆坂元健児さん

その声はどこから出てくるの???というような迫力でした。

ミュージカルの世界観を大事にして、いろいろ挑戦する姿勢がうかがえました。

また聴いてみたいなぁ。

 

☆土居裕子さん

『ひめゆり』の婦長役が好きで、何度か観たことがあります。

澄んだ声の中にきりっとしたのある方、

『サウンド・オブ・ミュージック』などを丁寧に歌っていました。

 

☆保坂知寿さん

お名前は知っていましたが、歌を聴くのは初めて。

ものすごーーーく存在感と迫力のある方で、低めの声で熱唱。

土居さんとのデュエットが耳に心地よかったです。

 

そして、”レミゼ”の元アンジョルラスと元マリウスたちの感想です。

帝国劇場に通ったあの日から、10年も経ったのですね。 

年齢相応の貫録をつけて登場~。

 

☆石井一孝さん

『RENT』を中心に、珍しいところでは『アニー』から「トゥモロー」などを披露。

子供っぽくするのではなく、大人の声で歌っていました。

司会者と坂元さんとのトーク、

”坂元さんの自宅で真夜中に新曲を熱唱した話”

も面白かったです。

 

☆岡幸二郎さん

相変わらず朗らかなオーラを振りまいていました!

衣装はスーツで、岡さんにしてはかなり地味だな、と思ったら

トークでもその話が出ました。

すべて歌った後の軽妙な語り口に大笑いしていたら

歌の印象がふっとんでしまって・・・。

『美女と野獣』などから数曲。

 

さて、いよいよ感想のトリは戸井さんです。v(^^)v

 

☆戸井勝海さん

優しい感じの歌い方は変わりなく、

そして高音部がきれいになったような気がしました。

 

『エリザベート』より、「夜のボート」をデュエット。

戸井さんが歌う落ち着いた「夜のボート」はとても好きです。

生で聴けてうれしーーー。

 

そして、『ミス・サイゴン』の「ブイ・ドイ」。

この曲を聴く前にはバッグの中からハンカチを取り出さなくては!

 

ベトナム戦争の重い事実を背負ったこの歌、厳かなコーラスから始まり、

戸井さんの何かに向かっていく強い表情が心の中に悲しみの渦を起こします。

 

また、戸井さんの舞台も観に行きたくなりました。

 

---

このように盛りだくさんのコンサートだったからでしょうか、

帰り道、出演者たちの熱気に私も歌ったかのような疲労感が出て

一人でクスッと笑ってとしてしまいました。

 

以上、一夜の夢のようなひとときのご報告でした。

 

お隣、東京オペラシティのクリスマスツリー☆

Tree 

|

« 火事に遭遇 | トップページ | 仕事のある日の昼食 »

コメント

クリスマスツリー、素敵ですね!
まだまだクリスマス気分には程遠い、地味な毎日ですが
こういう写真を見ると、なんだか年末気分が高まります

土井裕子さんとは、お仕事をご一緒させて頂いたことがありますが、
その、歌声の中に潜む凛とした意思と姿勢を思い出しました。

生で舞台を見ると、エネルギーがぶわっと向かってくるのが
目に見えるような気がします。
人の歌声の持っている力、そして音楽の力ってすごいですね。

投稿: ぶち | 2010年11月15日 (月) 23:28

>ぶちさん
大きくてきれいなクリスマスツリーでした。
私も仕事の区切りをつけたり、火事に遭ったりしたばかりで(^^;;
こういうきれいなものを見られて、とてもうれしかったです。

そうですか、土居さんと一緒に仕事をしたことがあるのですね。
高いヒールの靴を履いて、ちょこまかっと登場し、
凛とした歌を披露していました。

音楽を聴く楽しさを味わい、誰かに伝えられたら・・・という気持ちで
いつもいろいろなホールに出かけています。

投稿: ようこ | 2010年11月16日 (火) 20:10

 こんばんは。就職したその冬に、保坂千寿さんだけ舞台を見たことがあります。ガーシュウィンの"Crazy for you"のポリー・ベイカー役でした。ガーシュウィンの曲は面白いので、どうしても聴きたくて、和歌山まで遠征しました。夭折の天才ですね。この方の声も、印象に残っています。ただ、劇団四季だったので、歌詞が全部日本語なのが、私にとっては…でした。機会があれば、ブロードウェイで観てみたいと、思いました。
 私は「物を捨てられない人」で、その時のカタログを未だに持っています。プロフィル欄に80年研究所入所と書いてあります。もう30年現役なのですから、オドロキですね。

投稿: シブ | 2010年11月16日 (火) 20:41

>シブさん
貴重なパンフレットを見ながらのコメント、ありがとうございます。
実は一人一人の感想を書くのは大変だったので、
こういう思い出話を聞けるとがんばった甲斐があります。(笑)

なんと、ガーシュウィンを聴きに和歌山まで出かけたのですね!
いつかブロードウェイで英語の"Crazy for You"を観賞できますように!

私は一度『RENT』を観に行ったことがありますが
劇場周辺の雰囲気がいかにもニューヨークで、気分が盛り上がりました。

投稿: ようこ | 2010年11月17日 (水) 20:08

こんばんは。
行きたかった~。
このコンサート、なかなか好評だったみたいですねー!

「私はイエスがわからない」
「someone to watch over me」
↑歌った知寿さん聞きに行きたかったわ~。
知寿さんは、若かりし頃、それはそれは綺麗なソプラノ歌声でした。
でも、私は今のやや演歌こぶし調も大好きです♪

戸井さんのブイ・ドイ感動だったことでしょう!
楽しめたようで良かったですね!!

投稿: みぃ | 2010年11月18日 (木) 18:28

>みぃさん
こんにちは。
このコンサートの記事をブログにアップしたら大量に検索がかかりました。
人気のほどがうかがえます。

みぃさんは保坂知寿さんを聴いたことがあるのですね!
そうそう、演歌こぶし調が印象に残りました。
『私はイエスがわからない』という曲を初めて聴きましたが
一曲だけで、ミュージカルの雰囲気がしっかりと伝わってきました。

戸井さんは12/17,18に浜松の静岡文化芸術大学の公演に出演します。
私は残念ながら行かれませんが、もしご都合がついたらよろしくお願いします。

投稿: ようこ | 2010年11月19日 (金) 14:19

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『ブロードウェイ・ミュージカルライブ2010』(2010.11.15夜 新国立劇場):

« 火事に遭遇 | トップページ | 仕事のある日の昼食 »