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2010年2月19日 (金)

ジェルソミーナと銅メダル

午後のひととき、男子フィギュアスケートをテレビ観戦しました。

すでにニュースで流れている通り、高橋大輔選手が銅メダルを獲得しました。

 

高橋選手が道化風の衣装で登場した瞬間、

映画『道』の世界に入りこんでしまいました。

 

私がこの音楽を知ったのは、

数年前、ピアノを弾いているボランティア先で

映画好きの方にリクエストされたのがきっかけでした。

毎月、リクエスト曲を弾く前に、その方が映画のあらすじをみんなに話し、

その後に私が曲を演奏するコーナーがありました。

 

イタリアの旅芸人、胸に巻かれた鎖をちぎる芸をもつザンパノと

素直な心をもつジェルソミーナの哀しい映画。

 

どんな曲かも知らずに買った「ジェルソミーナ」という楽譜を解読し、

リクエストくださった方たちの前で演奏すると・・・。

 

その方の片手は、もう動かないのでしょう。

自由に動く手で、止まらない涙を拭きながら聴いていました。

 

高橋選手の演技は、4回転ジャンプ(転倒)がどうとかこうとか、

そういう次元のものではなく、スケートという手段

映画の世界観も見事に表現していたと思います。

 

その映画好きな方は、もう何年も姿を見ていません。

もしかすると、空の上から今日の演技を見たら

涙雨が降りそそぐかも・・・。

 

日本の期待を背負ってきた高橋選手、

芸術的な銅メダル、心よりお祝い申し上げます。

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コメント

「道(La Strada)」は大好きな映画の一つでもあり、泣きたいときに観る映画でもあります。(最近映画日記はご無沙汰しちゃったなー)

高橋選手の演技は、鳥肌が立ち、涙があふれました。
大きな怪我で挫折を味わった人でなくては、この曲をこのように表現できないと思いました。
素晴らしかったsign03

投稿: かるめん | 2010年2月20日 (土) 03:08

>かるめんさん
心に残る素晴らしい演技でしたね!
映画を知っているとなおさら心に響くような気がします。
私も映画好きの方の姿とかぶり、涙なしでは見られませんでした。

ジャンプをつなげる演技が続く中、
苦しみを乗り越えた高橋選手の演技はひときわ光っていて
氷の上にいることすら忘れるようでした。

投稿: ようこ | 2010年2月20日 (土) 10:56

私も涙が溢れて溢れて。何度みても涙が止まりませんでした。フィギュアスケートの演技を見て、泣いたのは初めての経験です。
映画のことは、何も知らないのですが。
人生のどん底を見て、痛みも弱さも全部受け入れて、強くなった人の瞳は、吸い込まれてしまいそうです。
その魅力に引き寄せらて、夜ごはんを作っていたら、フライパンを空焚きしてしまい、お家のなかが煙でモクモク。渋い涙が溢れてきました。

投稿: もちこ | 2010年2月21日 (日) 22:03

>もちこさん
もちこさんもご覧になったのですね。
あの4回転ですら、演出だったような気がしてきます。
(アスリートとしては、悔しくてしょうがないでしょうけれど)

こうした特別な番組を見るときは、天ぷら油に気をつけよう、
という話を聞いたことがあるけれど、空焚きにはびっくりしたことでしょう!
この生放送の後に美容院へ行ったら、急に混み始めて
男子フィギュアの話でもちきりでした。

投稿: ようこ | 2010年2月21日 (日) 23:32

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