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2009年2月 2日 (月)

誰か一人のための演奏

ドイツ語教室の後、月に一度の病院でピアノ演奏、

・・・をしに行ったら、先客がいました。

 

驚く私が、ピアノの前の中学生(多分)とご家族に話しかけてみると、

入院している家族のために、病院に了解を得て弾くとのことでした。

 

前にも一度、ダブルブッキングがあったのですが

病院はどうもこの手の連絡を忘れてしまうようです。

 

しかし、事情はよく理解できたので、数曲の演奏を

一聴衆として、部屋の端に座って聴かせてもらいました。

 

この誰か一人のための演奏は、何か渦巻きのような凄みがあるように思いました。

同じ年代で、もっと安定してきちんと弾く人はいるでしょうけれど

演奏技術がどうこう、という次元とは異なる”何か”が感じられます。

 

そういえば、私が子供の頃、おばあちゃんと最後にお別れするときに

ベートーベンの重厚な曲を弾いたことがあります。

どんな演奏だったかは、残念ながら思い出せませんが・・・。

 

ただ、そういう特別な状況のときに弾いた記憶は残っていて

今日の小さなピアニストさんにとっても、

心に残る出来事となるのかもしれません。

 

そんなことを考えながら、一通りすんだのちに

いつもより時間短めにまとめて、万人向けの心地よい曲を弾いて帰宅したのでした。

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コメント

いつも演奏して聴かせる立場の「ようこさん」が
逆の立場で演奏を聴く。

非常に良い経験だったのでは・・・・

演奏を聴くって、心が安らぐような気がします。
人間生きていると、色々不平不満があったりして
精神衛生上良く無いことが多いと思います。

心安らげる、落ち着かせるってなかなか難しいと思います。

人から聴いた話ですが
受験シーズンの今
ある塾では先生が試験前の生徒の家に電話をかけて
生徒さんに
「いまから先生があなたにおまじないをかけます。
 いまから心の中で『ありがとう』と7回言ってみて下さい。
 そのとき、誰かに対して『ありがとう』と言います。
 7回だから7人の人のことを思い出しながら
 7人にお礼を言うのです」
だいたい、こんな内容です。
うまく説明できませんが、この先生のしたいことは
なんとなく理解できます。

受験前の受験生に対して
「がんばれ!!」と言うと
かえってプレッシャーをかけてしまうような気がします。
それより、
『ありがとう』7回のほうが落ち着かせられるような気がします。

投稿: 支配人 | 2009年2月 3日 (火) 22:21

>支配人さん
そうなんです。よい経験になりました。
大きなホールの演奏とはまた別の心落ち着くものがあります。
良い選曲ですね、と伝えたら、ピアノの先生に相談したと言っていました。

『ありがとう』7回ですか。
誰に感謝しようかな?と考えるプロセスが大事なのかもしれませんね。
ここまできたら、体調を崩さず、無事に試験会場に到着するのが
何よりだと思います。(^^)

投稿: ようこ | 2009年2月 4日 (水) 00:46

え? 
また、ダブルブッキング!?と思ったけれど
今回は、ようこちゃんにとっても、ある意味
特別な記憶に残るような日になったのでは?
演奏された方と、そのご家族も、きっと
ようこちゃんに感謝されていたことでしょうshine
 
病院というところは、日々、たくさんの人の
さまざまなおもいが交錯しているのでしょうね。

投稿: うさちゃん | 2009年2月 5日 (木) 15:52

>うさちゃん
毎回毎回、人々の”おもい”によって
何が起こるか分からないのが病院ボランティアで・・・。sweat01

家族のためにピアノを弾く、というアイディアはいいなーと思ったよ。

一方、そういう演奏をしている場所には、共有スペースであっても、
他のご家族は心理的にその場所に入ってこられない現実もあって
演奏をサービスするボランティアとしては、
どう取り組むべきかも考えさせられました。

投稿: ようこ | 2009年2月 5日 (木) 22:31

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