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2007年8月26日 (日)

ゲーテの詩を聴く

8月最後の土曜日に、千駄ヶ谷の津田ホールにて行われた

第26回『ゲーテの詩 朗読コンテスト』を聴きました。

 

お菓子のユーハイム主催のイベントで、

テープ審査を通過した24名が3分以内のゲーテのを朗読します。

 

実は私はテープ審査に応募したのですが、残念ながら本選出場はならず・・・。

でも、今後のためにコンテストを聴きに行ってみよう、と

以前、一緒にオーストリアを旅行した高校の同級生にお付き合いいただいて

観客として参加することにしました。

そして、観客=客席審査員 になるのが、このコンテストの面白いところです。

 

大学の名誉教授を審査委員長に、ユーハイムの社長やドイツ大使館の方、

洋画家が出席、本格的な雰囲気が漂います。

 

社長の挨拶は、ユーモアたっぷりで

人を楽しませるのがうまいなぁと思ったりしました。

表彰式の時に、ドイツ語が堪能だということも分かりました。

 

24名の朗読は、在住の場所以外の情報は伏せられて審査されました。

制服姿の高校生から、80代???と思われる高齢者まで幅広く、

なんというか、テレビの『のど自慢』的な様子も。

 

客席審査員として、最後に推薦する人を2名選ぶため集中して聴いていると、

ゲーテの作品を知らなくても、朗読で表現しようとしていることが伝わってきます。

 

日本語だけでなく、ドイツ語で暗唱した朗読がいくつもあったり、

演劇青年が、身振り手振りつきで熱演したり、

ボランティアの経験を積んだ心優しい朗読など、バラエティ豊かな場でした。

 

私が選んだ2作品は、秋田から来た女性の『魔王』(日本語)と

『Dauer im Wechsel』という作品をドイツ語で読み上げたものです。

 

『魔王』は、東北の民話のように、摩訶不思議な話の恐さいっぱいで

最後に子供が死んでしまうところでは、背中がゾゾゾッとなり、

初めてこの作品の本質的なところを知ったような気がします。

 

『Dauer im Wechsel』では、詩の”間”の取り方、立ち方、客席への目線など

舞台上のパフォーマンスとして、飽きさせない魅力を感じました。

 

もう一作品、高校生が五月の楽しくてはずむ様子を

美しい発音の英語で読み上げた『May Song』もよかったです。

 

結果は、ドイツ語を仕事としている女性の

『Der Zauberlehrling』(魔法使いの弟子)が優勝。

正統派のドイツ語を丁寧に読んでいるように思いました。

 

そして、『Dauer im Wechsel』と『May Song』が準優勝。

敢闘賞の他、特別賞2名のうちの1名に『魔王』が選出されました。

 

帰宅して、インターネットで本選出場者の名前で検索したら

地元のコンテストで勝ち抜いた人や朗読活動をしている人が多く

このイベントのレベルの高さが分かりました。

 

さて、私は来年からどうしたものか・・・。

朗読よりは客席審査員の方が適任のような気も・・・。

まあ、一年間ゆっくり考えてみることにします。

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コメント

知らなかったです。
ゲーテは、あまりよく分かりませんが
ユーハイムは、大好きです。
ようこさんテープ審査に応募されたんですね。
凄いな~~
来年又トライしてください。
聞いてみたいです。

投稿: naooba | 2007年8月26日 (日) 17:22

いつも、チャレンジ精神旺盛な
ようこちゃん。すてきね~♪
来年も、ぜひ受けてほしいなぁ(#^.^#)
ユーハイムといえば、やっぱり
バウムクーヘンだよね。
昔、職場で、おやつにいただいて
あっという間になくなってしまったのが
いまでも忘れられないわ。

投稿: うさちゃん | 2007年8月26日 (日) 20:04

シューベルトの「魔王」が、そんな歌詞ですよね。
中学生のときに聞いて、あまりのインパクトに一度で
覚えてしまったものです。
ゲーテにも似た作品があるなんて初めて知りました。
それを朗読で聞くと、ぞっとするのも無理ないかなーと。

投稿: lilac | 2007年8月27日 (月) 00:25

>naoobaさん
なんと、お土産にユーハイムのお菓子をもらいました。

naoobaさんのコメントを見て、
3回応募してついにテープ審査を通過した方もいたことだし
来年もやろうかな、という気もしてきました。(^^)

>うさちゃん
お、うさちゃんからも来年のススメが!前向きに検討します~。

今回は、休憩時間にバウムクーヘンをもらえて
ちょっとわくわくしながら食べました。
職場でもいいおやつになりそうだね。

投稿: ようこ | 2007年8月27日 (月) 01:09

>lilacさん
歌謡曲風に表現すると、作詞:ゲーテ 作曲:シューベルト で
音楽の時間に習った「おとうさーーーん」というあの話です。

私も最近までゲーテ作とは知らず、手元の楽譜を見たところ
訳者の名前しか書いてありませんでした。

投稿: ようこ | 2007年8月27日 (月) 01:14

遅レスですみません。
先日はあのような楽しい催しものにお誘いいただき、
ありがとうございました。
ドイツ語ばかりで寝てしまったらどうしうよう~~と心配
したのですが、日本語も英語もあり、いろんな「流派」ありの
バランス良い本選メンバーで、楽しかったですね。
それにしても社長のスピーチ、けっこう長い挨拶だったにも
かかわらず、聴衆を全く飽きさせず、教養と見識の深さが
垣間見え、大きい組織の上に立つ人は違うなぁと思いました。

投稿: kiwi | 2007年9月 2日 (日) 14:55

>kiwiさん
いつもこういうイベントに、一人で出かけがちなので
お付き合いしてもらえて楽しかったです。

そうそう、いろいろな「流派」があって面白かったです。
英訳のゲーテもとても新鮮でした。

社長のスピーチは、ユーモアの中に
kiwiさん言うように、教養と見識の深さを感じることができて
ぜひこのコンテストを100回続けてもらいたいと思いました。

投稿: ようこ | 2007年9月 2日 (日) 21:46

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