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2007年7月 5日 (木)

素晴らしい気分転換~邦楽コンサート~

仕事の昼休みに、気分転換がてら

コンサートを聴きに行く楽しみがあります。

 

虎ノ門病院となりの JTアートホール アフィニス では

入場無料、誰でも入れるアフタヌーンコンサートが時々開かれます。

約30分間、期待の音大生が演奏してくれるのです。

 

室内楽などの演奏会でも有名なホールで

こういう日は、おにぎりを3分で食べてまでも参加してしまうのです。

 

会場を少し見回しても、上品なご婦人たち、近所の会社員など

このコンサートのファンが多いことが分かります。

 

私は4回目の参加で、今日は東京芸術大学の筝(生田流)の演奏でした。

 

受け売りで恐縮ですが、

「邦楽を習える音大は少ないんです」

と、先日お会いした芸大卒の尺八奏者に教えてもらいました。

なんと、この方も、在学中にこのコンサートに出演したことがあるそうです♪

 

今日の曲目は、すべて宮城道雄ナンバーです。

正座で演奏するのかと思ったら、

ピアノの椅子みたいなのに座り、台の上に筝を置いていました。

 

●さくら変奏曲

筝二面と宮城道雄発案の十七絃の三名での演奏。

『さくらさくら』の変奏曲で、お正月の気分です。

 

調律の合間のMCによると、十七絃は

筝(十三絃)よりも太い絃を使っているそうで

ガムランのようなグワァーンとした響きをもつ低い音でした。

十七絃を立てると、人の身長より長かったです。

 

●ロンドンの夜の雨

独奏。

雨が激しくなったり、ゆるやかになったり、表情豊かな音楽です。

宮城道雄がロンドンを旅した際に作ったとのことです。

  

●水の変態

霧→雲→雨→雪→霰(あられ) を二名で演奏。

速いテンポの演奏をしつつ弾き語りするのには、かなり驚きました。

 

霧では、絃を垂直にはじくのではなく、横にこすって

霧吹きを押したときのようなシューーッという音を出していました。

 

雲は、つかみどころがない旋律。

だから、雲っぽい?

 

雨は、しとしとしとしと、ロンドンの雨にも似た風景。

 

雪・・・。

水分を含んでぼってりした雪を思い浮かべました。

 

ビシッとはじく音の連続で表現された霰。

 

十四歳で作曲したというこの音楽は

西洋音楽でいう、印象派のようでもありました。

 

そして、この音楽のすべては、目で見た風景ではなく

で感じ取ったものだということを知りました。

 

邦楽の知識は皆無といってよい私ですが、

はぎれのよい音を聴き、昼休みのよい気分転換になりました。

 

宮城道雄公式ホームページ http://www.miyagikai.gr.jp/index.html

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コメント

「期待の音大生のアフタヌーンコンサート」って
20分しか演奏しないのですね。
せっかく愛知県立芸大や大阪音楽大のように
名古屋や大阪からきて
わずか「20分」というのはもったいないような気がしますが。
でも、学生たちにこのような機会を与えてあげるというのは
よいことだと思います。
やはり、芸術というのは(音楽や美術等)は
本人が楽しむだけではなく
見る人や聴く人を楽しませるものだと思います。

投稿: 支配人 | 2007年7月 5日 (木) 23:16

>支配人さん
普段は東京の大学なのですが、夏休みになると遠方からも来てくれるようですね。
時間(30分、出入りを考えるとやはり20分少々)が短いだけに
その楽器の魅力がよく伝わる曲を選んでくれているのが分かります。
支配人さんのおっしゃるように、その道を目指す学生が
こうした機会を得られるのは、きっとよい経験になるでしょうねぇ。

投稿: ようこ | 2007年7月 6日 (金) 10:47

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