ふたつの『野ばら』
木曜日は、仕事帰りに懐かしい職場のメンバーと久しぶりの再会。
日本酒を飲みながらの楽しい語らい@神楽坂 でした。
金曜日、職業!?の看板をかけかえて、
月に一度出かけるところでピアノのボランティア演奏。
どんな曲を弾こうか?と、さんざん迷って選んだのが
『野ばら』ききくらべ大会!!
ゲーテの詩にシューベルトとウェルナーが曲をつけた『野ばら』を
2曲続けて聴いてもらおう、という趣向です。
メロディアスなシューベルトと、バロック風な厳かなウェルナー。
♪わーらーべーーは みーたーり という歌です。
せっかくなので、日本語の詩を朗読しました。
そして、シューベルトに続いて、ウェルナーの『野ばら』を演奏すると、
どこからともなくハミングが聴こえてきます。
弾き終わった後に、「2曲ともご存知だった方~?」と聞くと
半数が手を挙げてくれました。
実は、演奏した私は、シューベルトの曲しか知らなくて
ウェルナーは今回のために楽譜を読んだ次第です。
それだけに、ハミングが聴こえたときにはとてもうれしくて
指の動きが上ずりそうになったぐらいです。
あぁ、私はこうした教養ある人たちに曲を教えてもらったのだ!
そういった、感謝の気持ちがざわざわと心の中に沸いてきました。
夜中に楽譜を読んだ甲斐がありました。
ニュースを見るたびにシュンとなる事柄の多い、今日この頃。
来月、どうなっているか分からないような毎日だけれど
また来月会いましょう、と言って自分を励ました午後でした。
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コメント
野ばら、ならどこかにMIDIがないものでしょうか。
http://homepage2.nifty.com/densho3362/music/nobarawerner.htm
と思って探してみたら見つけたサイトがこれでした。
私は2曲とも知っています。
知らない曲を即興で弾くのは難しそうですね。
投稿: lilac | 2007年5月19日 (土) 11:55
ウェルナーの野ばらがわかりません。お恥ずかしい。。。
投稿: そのまんま | 2007年5月19日 (土) 12:13
>lilacさん
lilacさんは2曲ともご存知でしたか!
ご紹介いただいたところは、詩の解釈も含めて充実したサイトですね。^_^
知らない曲を弾く場合は、詩を熟読するようにしています。
今回は、シューベルトの方に伴奏譜がなかったので、
メロディーからコードを考えたため、少々時間がかかりました。
>そのまんまさん
原詩がドイツ語やイタリア語の曲がたくさん載った楽譜で、
私もほとんど知らなかったです・・・。ぼちぼち覚えていこうかと。
投稿: ようこ | 2007年5月19日 (土) 16:00
ようこさん、お久し振りです!
いつも、拝見させていただいていますよ。(^^)
今回は、ハミングも聴こえてくる、素敵な『野ばら』だったようですね。
いつも、感心するのは、季節とか、その場の雰囲気とか、いろんなものを加味して、ようこさんご自身が曲を選び、アレンジされておられること。
そして、ただ、聴かせるだけではなく、ちゃんと、その場にいらっしゃる人々を参加させておられること。
それに、ボランティアだけでも偉いのに、「感謝の気持ちが沸いてきた」なんて、本当に、ようこさんは素敵な方だと思いました。
これからも、頑張って下さいね!(^^)
きれいな曲は、心を癒してくれますものね。
投稿: おかちゃん | 2007年5月20日 (日) 00:04
>おかちゃん
いつも閲覧ありがとうございます。(^^)
おかちゃんのコメントを読んで、ドイツ旅行記の最後につけてくれた
温かいコメントを思い出しました。
最初の頃は一方的に弾くだけだったのですが、
お気づきのように、一曲弾いた後に感想を聞いてみたり、
その季節や歌にまつわる話をしてもらえると
だんだんと季節感が体の中にしみわたっていくように思います。
ありがとうございます。これからもきれいな曲を演奏していきます!
投稿: ようこ | 2007年5月20日 (日) 17:52