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2007年3月25日 (日)

映画『さくらん』

大雨の降った日曜日、ピアノ教室の終わった後、映画『さくらん』を観賞です。

 

監督:蜷川実花、原作:安野モヨコ、音楽:椎名林檎、脚本:タナダユキ

そして、主演はドスのきいた土屋アンナ

女性主体で作られた映画だと、ひと昔前なら

「女性らしさを前面に押し出して・・・。」

などというコピーの一つもつきそうなものですが

この作品はそれを吹き飛ばすような、潔い姐さんたちの映画です。

 

私は落語を聞くようになり、吉原の花魁(おいらん)といった言葉を耳にし、

若旦那たちが誘い合わせて出かける様子を聞くたび、

頭の中で想像するしかありませんでした。

ごひいきの成宮寛貴(惣次郎役)も出演するので、

その内部を知るよい機会となりました。

 

ストーリーは、土屋アンナ扮するきよ葉(のちの日暮)の成長をベースに

自分にまっすぐに、どんな困難にも負けずに生きていく様子を描いています。

 

遊郭の中の女たちを”金魚鉢の中の金魚”にたとえ、

効果的に現れる金魚の映像は大変美しく、はかないものでした。

 

ややもすると、大江戸温泉物語風にも見えたセットの中、

ひときわ目を引いたのは、豪華なフラワーアレンジメント

日暮の着物とも合った色合いで、

映像的を盛り上げるとは、こういうことなのか!と一人うなずいたりもしました。

 

どこまでが事実なのか分かりませんが、

小学校ぐらいの女の子が遊郭にいたこと、

中と外を隔てるそのはとても高かったこと、

といったことも描かれており、かなりショックでした。

 

椎名林檎の音楽は、歌はよかったですし、

インストゥルメンタルでも、ラテン系あり、フランスのサティ風あり、

エンディングはラグタイム・・・と幅が広かったです。

それが江戸の様子とマッチしていて、面白いと思いました。

ボリュームが大きすぎた感がありますが・・・。

 

また、多くの出演者が短い出番で印象づけて去っていく中、

最も心に残ったのは、日暮のファンでありながらも

そういうところに客として出入りできない身分の若者が

ささやかなプレゼントを渡すシーンでした。

エンドロールによると、小栗旬だったようです。

 

現代にも通じる”何か”が、ちりばめられた作品。

の映像を楽しむだけでなく、ストーリーも楽しめた一本です。

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コメント

エンドロールで小栗旬の名前を見つけたのですが、どこで出ていたんだろうと不思議でした。プレゼントを渡す役だったのですね(既にもう印象が曖昧ですが)。さすがようこさんすごい観察力ですね。
サントラ代わりに『平成風俗』(椎名林檎×斎藤ネコ)をよく聴いています。

投稿: けいいち | 2007年3月26日 (月) 07:44

>けいいちさん
林檎ワールドを継続中ですか。(^^)

文字がウワッと出てきたときの読解力は、譜読みで鍛えているので大丈夫です。(笑)
キョンキョンも出演していたようですが、私は気づきませんでした。

投稿: ようこ | 2007年3月26日 (月) 21:41

金魚の映画って、これのことだったのね。
土屋アンナさんは、潔くて強い感じの役が
似合うよね。

投稿: うさちゃん | 2007年3月27日 (火) 00:58

>うさちゃん
そうそう、この映画だったんだよ。
土屋アンナさんは背が高くてカッコイイ花魁でした。
金魚がキラキラ光ってきれいであればあるほど
寂しさが浮き彫りになるような映像でした。

投稿: ようこ | 2007年3月27日 (火) 17:46

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