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2006年11月17日 (金)

落語と動物ものまね~『藝協みのりの秋』

16日の秋の夜、西新宿の芸能花伝舎へ落語を聴きに行きました。

5月25日に続いて2回目です。

 

新宿区の小学校を改造した芸能花伝舎、

今日は落語教室などでにぎわっていました。

 

元の音楽室と思われる部屋に入ると、最前列に若い人たちがズラッ。

全部で15人ほどのアットホームだけれど熱気ある雰囲気でした。

以下、敬称略で失礼します。

 

前座さんは、キリリとした顔立ちの橘ノ美香。

どこかの寄席でも拝見したことがあります。

名前のことをマクラに持ってきたので、もしかして子供の名前をつける

『寿限無』(じゅげむ)かなーと思ったら

やはり、途中から長い名前を連呼するところが出てきたので、分かりました。

じゅげむじゅげむごこうのすりきれかいじゃりすいぎょの・・・・。

 

この噺の特徴は、長い言葉の羅列をテンポよく聞かせるところかと思いますが

クラシックのトルコ行進曲(モーツァルト)をどうしても想像してしまいます。

 

長い音階をたたみ掛けるように弾くのと、心静かな情緒というよりは

パワーを要しそうなあたりも、何となく似ているなぁと個人的な感想を持っています。

 

続いての昔々亭慎太郎は、息子を連れて動物園に行くと言って

しかいない府中に遊びに行く噺。

ソツのない感じを受けました。

 

次は春風亭柳太郎。

季節ネタとして、お金持ちでない夫婦が見栄をはって

餅つきをする擬音を出して、豪勢に餅つきをしているフリをする噺でした。

体が大きい方だったので、擬音が豪勢でした。

 

春雨や雷蔵。

長屋の管理人がいわくつきの部屋をタダで貸すが

借りたい人には、タダで貸す理由を怪談風に聞かせる噺。

どんなオチになるのだろう、と熟練の味わいを楽しみながら聴きました。

最後に『おばけ長屋』と言っていました。

 

お仲入り(休憩)後、三遊亭遊史郎。

厳しい父親の元をこっそり抜け出すために、

自分の物まねの上手な友人になりすましをお願いする『干物箱』。

ノリノリでテンポよく、楽しく聴けました。

 

友人の物まねと本物の声が全く同じだと不自然になるのですが

物まねの方を本物の声と同じ高さにして

こわばった抑揚のない言い方をしているように聞こえたので、

すぐに物まねとだと分かりました。

 

今回で『干物箱』を聴くのは3回目でした。

全体的な流れを分かった上で聴くと、細かいところ、

・・・例えば身分による言葉遣いの差やその時代の風俗などが見えてきます。

 

構成がしっかりしていて、細かい技術が必要な部分が散りばめられ

聴けば聴くほど味わいがある・・・、そんなところが

ピアノソナタにも共通するかなぁと思いました。

 

お次は動物ものまねの江戸家まねき猫。

数年前に亡くなった江戸家猫八さんの娘さんだそうです。

 

鹿の鳴き声で秋を表現したりしたのち、

「枕草子」に動物の鳴き声が入るという面白い切り口の芸でした。

清少納言の世界がより一層分かりやすく伝わり、

笑いを通り越した予期せぬ感動がありました。

 

トリは三遊亭遊吉。

あまりやらない珍しい噺とのことで、流暢に話す中、

何の噺をしているのか1回では理解しがたい面もありました。

引き出しを背中にしょった人が出てきました・・・。

でも、巻き込むようなリズム感だったので、最後まで勢いよく聴けました。

 

耳においしい秋のひととき、大満足で帰宅しました♪

尚、芸能花伝舎HPによると、落語と音楽のコラボもやっているようです。

流行るといいなー。(^-^)

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コメント

ここ最近、少々ドタバタしていましたが、
徐々に元のペースに戻りつつあります。
久々に遊びに伺いました。

ようこさん、通ですよね。
落語ってライブで聴くと面白いんでしょうね。
機会があれば、体験したいな(^v^)

投稿: kaz0917 | 2006年11月17日 (金) 09:45

ご来場ありがとうございました。 
花伝舎は楽屋が遠くて他の噺を全部は聞いていないのですが、こうやってレポートを読ませていただくとなかなか良い会だったように思います。 
高座に上がってみたら客席の半分が自分の知り合いだったのにはちょっと驚きました。他の芸人にはもっとお客様を呼んでもらいたいものです。 
お菓子おいしかったです。どうもありがとうございました。 
 

投稿: 三遊亭遊史郎 | 2006年11月17日 (金) 09:57

>kaz0917さん
いろいろとバタバタされている中、またの訪問ありがとうございます。(^-^)

ライブの落語をみていると、表情、扇子や手ぬぐいの使い方や歩くしぐさなど
見どころたくさんで面白いです。(12/2楽ぴーのお知らせをメールさせてもらいました。)
ラスベガス好きの遊史郎師匠の落語、いつかぜひ聴きに来てくださいね!

>三遊亭遊史郎さん
レポートをまとめると、私にもよい勉強になります。
何かに出演する場合、観客動員にもきちんと稼動を割かないといけないですよね。
最前列の若い方たちがいたおかげで、会場の雰囲気も盛り上がったと思います。

投稿: ようこ | 2006年11月17日 (金) 14:27

楽しい会だったようで何よりです♪

慎太郎さんのその噺は僕も1度しか聞いたことがないので、
ネットで調べてみましたが、
「家族旅行作文」だそうです。

柳太郎さんの噺は「尻餅」です。

遊吉師匠のその噺は、
たぶん僕は聴いたことがないと思うので演題が分かりません。
いずれ聴いてみたいです♪

投稿: 有賀亭 頑馬 | 2006年11月17日 (金) 15:34

>有賀亭 頑馬さん
いつもありがとうございます。題名を教えてもらうおかげで
次に聴いたときに、すぐリンクさせることができます。

「尻餅」・・・たしかにそうでした。(笑)

遊吉師匠の噺は、私の説明ではいくらなんでも分からないですよね。
珍しいものを聴けたことを喜べばいいかなぁと思っています。

投稿: ようこ | 2006年11月17日 (金) 17:14

じゅげむの長い名前、いくら覚えてもすぐ忘れてしまいます。
噺家さんってすごいですね。
噺を覚えるだけでも大変なのに、テンポのよさや人を惹きつける話し方。
同じ噺でも人によってぜんぜん違んだろうな~

そういえばピアノも、同じ曲でも人によってぜんぜん違うかんじに
なりますね。

落語とピアノ(音楽)違うようで似ているのかも。

投稿: あきあき | 2006年11月17日 (金) 18:41

>あきあきさん
ピアノに詳しい方のコメントうれしいです♪

落語を聴きに行くと、本当にそう思います!<テンポのよさや人を惹きつける・・・
聴いたことのある噺を他の噺家さんで聴けると、すごく得した気分になります。^_^

投稿: ようこ | 2006年11月17日 (金) 22:45

最前列に座っていたものです(`・ω・´)b笑
こうしてレポートを読むと、会のことが鮮明に思い出されますね。
大満足な会でした☆

投稿: 咲子 | 2006年11月17日 (金) 23:31

>咲子さん
ようこそ~。そうですかぁ、最前列のよく笑っていた方ですね。^_^
いつも、頭から消えないうちにがーっとレポートを書いています。
たまに寄席ネタが出てくるので、またいらしてくださいね。

投稿: ようこ | 2006年11月18日 (土) 00:00

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