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2006年7月17日 (月)

『上妻宏光「生一丁!」Tour2006』 (7/17 紀尾井小ホール)

約5年前からの願いかなって、津軽三味線のコンサートを聴きに行きました。

 

邦楽にはまったく疎いのですが、歯切れよく演奏する津軽三味線には興味があり、

”茨城県日立市出身の上妻(あがつま)宏光”をテレビなどで知っていました。

年齢が近いこともあり、一度演奏を聴きたいと思っていました。

 

「生一丁!」ツアーの東京公演ラストのチケットを持って四ツ谷に向かい、

会場の紀尾井ホールはアルパ演奏会で行ったことあるから大丈夫!と

勝手知ったる勢いで建物の入口に到着すると・・・。

左が行ったことのある紀尾井ホール、

右のエレベーターに乗って5階が小ホールでした。

あらま、ホールが2つもあったとは!

 

置いてあるチラシなどから察するに、

小ホールは主に邦楽の演奏会で使われているようです。

定員が250名のホールで、私は11列目で最後列の真ん中でした。

お客さんを見渡すと、ハイソな雰囲気の50代以上の女性が多かったです。

 

いよいよ開演、どんな演奏をするのだろうとわくわくしているとご本人が登場。

細くてすらっとしていて、なんと洋服姿でした。

純和風というよりは、少しワイルドさをもった印象を受けました。

 

今回のツアーのテーマは

”津軽三味線を一人で弾いて、生音を聴いてもらう”

とのこと。

演奏の合間にトークをはさみながらの進行でした。

曲の説明もしてくれるので、曲を知らなくてもついていけます。(^-^)

 

トークでは、時折顔を出す茨城の言葉のアクセントが微笑ましく、

説明はすっきりとしていながら、笑いも取るという、なかなか面白いものでした。

 

津軽三味線は、いろいろな音が出るので楽しめます。

たまにアンデス風の哀愁ある音がすると、「わぁっ!」と一人で喜んだりもしました。

 

今日を以て東京公演は終了したので

サプライズゲストのお話も書いてしまいましょう。

コンサートの終盤で、T-SQUAREのサックス奏者、伊東たけしが

ゲストとして登場しました。

詳しい方、いらっしゃいます?

チケット等にはそのことが書かれていなかったので、かなり驚きました。

 

サックスと津軽三味線のコラボレーションで一曲。

このときの津軽三味線は、右手のバチでカツカツと

パーカッションのようにふるまっていました。

サックスは尺八風!?

 

客席の”三味線は弾けるけれど、洋楽器は詳しくないわ。”風のお客さんが

ほぉーーーっと感心して観ていました。

 

最後はまた一人になって、指先のテクニックを駆使する曲を演奏開始!

しかし、素人の私が見ても演奏中に何度も何度も津軽三味線の糸を

チューニングしているので

「んんん?」

と思ったら、なんと、糸が切れそうになるハプニング発生!

上妻さんは、「弦」と言わずに「糸」と言っていました。

 

手品の音楽(=『オリーブの首飾り』)を口ずさみながら

「せっかくなので。」・・・と糸の張り替えを見せてくれました。

ハプニングを上手にパフォーマンスにしてしまう機転はさすがです。

 

糸の張り替え直後は、何回か糸をはじいただけで音が低くなりやすいといった話を

実演つきで聴くことができて、勉強になりました。(^^)v

 

再びの演奏は、キレのよいリズム感と素早い指の動きが素晴らしかったです。

バンドの一楽器として津軽三味線を演奏する活動もしているそうなので

そちらも面白いのではないかと思います。

 

ドカンとした衝撃というよりは、ペンペンペンペンカツカツカツカツという音が

心地よく頭の中に残る演奏会でした。

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コメント

三味線いいですよね。
コンサートには行ったことがないのですが、彼のCDはいくつか持ってます。

投稿: avcphile | 2006年7月18日 (火) 09:14

>avcphileさん
三味線のいろいろな音を楽しめました。
CDをお持ちとは、さすが音楽の幅が広いですね。(^-^)

投稿: ようこ | 2006年7月18日 (火) 11:57

私の日記などより遥かに高度で仔細な内容に感服です・・・^^;)

上妻氏の年齢に似合わない落ち着きっぷりがまた良くて♪
16日ではお客さんのちょっとしたトラブルに
「だいじょーぶですか?」
とユニークな言い回しで声を掛けるあたりが流石です。

糸の張り替えが見れたのは羨ましい~です。
本人にとっては「ヤバイ」事でも
観客側にとっては「ラッキー」☆

LIVEだとより本人らしさを身近に感じられるので、
またこの紀尾井で演奏して欲しいものです(@^^@)

それでは・・・長文失礼致しました。

投稿: 巴 | 2006年7月18日 (火) 16:27

5年も前から聴きに行きたかったのね。
願いがかなってよかったね~。
また、上妻さんが聞いたら、さぞかしお喜びになられるでしょうね(*^_^*)

お客さまと一緒になって、楽しんでいらっしゃる
上妻さんのあたたかい雰囲気を感じ取ることができましたよ。

視聴してみました。
津軽三味線の音色って、なんだか元気がわいてきますね。


投稿: うさちゃん | 2006年7月18日 (火) 17:00

>巴さん
いらっしゃいませ!読んでくださってありがとうございます。
音楽が好きなので昨年からレビューを書き始めたら
書くたびに長~くなっています。(^^;

16日の公演でもお客さんとのコミュニケーションがあったのですか。
あの言い回しなどがハイソなおばさまたちの心を捉えるのかもしれませんね。
また機会があれば行きたいと思います。

>うさちゃん
舞台をみていない方たちにも伝わるように、と気をつけて書いているつもりです。
だから、こういったコメントをつけてもらえるとうれしいです。(^^)

仕事をしていたときには先の予定まで分からないというのもあって
チェックしつつもあきらめたものも多かったです。
今は逆にライブで予定が決まっていく感じです。(笑)

投稿: ようこ | 2006年7月18日 (火) 21:05

弦が三本って珍しいですね。
四本が多いのに。
あっ弦ではなく糸ですか。

嘘をつくことを「三味線を弾く」という言葉の語源も不思議ですね。

投稿: 支配人 | 2006年7月18日 (火) 23:40

>支配人さん
三味線の話題に反応していただいてうれしいです。
「三味線を弾く」の語源を検索したら、マージャンものがたくさんヒットしました。
意味は知っていましたが、うまく会話に取り入れられません。(^^;

投稿: ようこ | 2006年7月19日 (水) 00:15

津軽三味線…古い伝統ですが、最近は吉田兄弟、上妻さん、茶髪の若い方たちがアレンジして、三味線の違う顔を見せてくれていますね。
私は、以前、NHKで上妻さんの特集を見た事があります。彼は、アメリカでも公演をしているのですよね?
私も興味があって、是非一度聴きに行きたいと思ってるんですよ。

投稿: おかちゃん | 2006年7月19日 (水) 23:00

>おかちゃん
生で見る指の動きは、ピアノにも通じる驚きと感動がありました。
若い頃からの精進が効いてくる面もあると思うので、がんばってほしいです。

上妻さんは海外も国内ツアーも精力的に公演を行っているようなので
生で聴けるチャンスがありそうですね。(^^)v

投稿: ようこ | 2006年7月19日 (水) 23:33

ようこさんのレビューはとても共感できて楽しいです。
私も始めて紀尾井に行った時、私の場合はようこさんと違って洋楽のホールの存在を知らなかったので、なんだかいつもと客層が違うなあと思いながらちょっと並んでしまいました。でも数分で、邦楽にロングスカートの観客は見たことないぞと思って見回したら、エレベーター前に看板が置かれていて・・・。ぎりぎりに行ったんだから初めから気づくべきでした、危うく遅刻!

三味線の糸って細棹から津軽のような太棹まで絹糸をより合わせてウコンを塗って作っているので切れるのが宿命みたいなものらしいです。

有吉佐和子の名作「一の糸」は文楽の三味線弾きが主人公で「一番細い三の糸が切れても二の糸で音が出せる、二の糸が切れても一の糸で出せる、しかし一の糸が切れたら、その時は三味線引きは責任を取って死ななければならない・・・」というようなところからきた題名らしいです。読んでないんで詳しくは言えませんが。

投稿: ミセス・シャーロキアン | 2006年7月20日 (木) 10:02

>ミセス・シャーロキアン
レビューを楽しんでくださってありがとうございます。

ホールの件、私と逆パターンもあるのですね!(かなり大笑い)
エレベータ前の看板が小さくて、つい見逃してしまいました。

糸の張り替えのときに、「二本の糸で弾いてもよかったんだけど・・・」と言っていたので
どういうことだろうと思ったのですが、『一の糸』のあらすじで分かった気がします。
ありがとうございました!

投稿: ようこ | 2006年7月20日 (木) 16:45

好奇心から☆お邪魔します☆

三味線大好きです♪今年の1月より通勤の車中で行きも帰りもアガッチから吉田兄弟、そしてもう一人(とっておきの)三味線奏者にいたるまで聞きまくっています。三味線の音を耳にしない日はこの半年ありませんね~。
ラジオで 【Soothe】 というフュージョングループの音楽を聴いていっぺんに虜になってしまいました。
津軽三味線・和太鼓・ドラム・ベース・ギター・(サブで二胡)の楽器を操る若い青年達です。ジャズ・ボサノバ・ポップス・ラテン 等 アガッチとは又違う何ともいえない素敵な音を奏でるんです。CD聞きすぎて駄目になったくらいです。“CDがありがとう”って言ってくれたくらいなんですよ。(笑)

三味線には弾き手の色がでるから面白い!
アガッチのシャミは上手すぎてすきがなく機械みたいです。でも、何回聴いても聴くたびに うまい! を連発してしまいますが…

Sootheの小山豊君のシャミは若いのにとても味があり遊び心もともない心が洗われる要素と清涼感を感じたりもします。彼のシャミの特徴は<泣き>小山流の三代目家元なので当然と言えば当然なんですが。 私はSootheのCDでいつでも簡単に酔えちゃいます。

突然入ってきて書き込んでごめんなさい!!!

気が向いたら Soothe のHP も 見てあげてくださいナ♪♪♪ (試聴もできますよ)(ブログ、別の名前でカキコんでます。探してくださいね)

※Habitual の中の 《光》
 SOOTHING の中の 《Bamboo》 最高!

投稿: Sooおばさん | 2006年7月20日 (木) 17:19

>Sooおばさんさん
はじめまして。上妻さんのブログから来てくださったのでしょうか?
パワフルなコメントをありがとうございます。(^^)/

【Soothe】のサイトを拝見しました。私はラテン系が好きなので
好みに合いそうだと思いました。(二胡も何度か聴いたことあります♪)
メンバーの経歴もバラエティに富んでいますね。

今回、邦楽を初めて聴いたので、またいろいろ聴きたいと思います。
たまに舞台のレビューを書いているので、またぜひいらしてください。(^^)

投稿: ようこ | 2006年7月20日 (木) 21:02

ようこさんの返信を拝見してこれは私も貴女のことを理解させていただかなくては失礼と頑張ってみたものの、全部読んでコメントする時間と視力はなし。とりあえずSootheのサイトに目を運んでくださったこと 感謝します。

《貴女と同じ大好きな日本酒をいただきながら》公式ページをお借りします。

大学で第二外国語? 貴女とはちょっと(ほんの?いえ、ちょっとの上)年上の私には懐かしい響き。星の王子様の書物、大学でもらったなぁ…というフランス語とは程遠いパープリンな程度の私です。ドイツ語勉強してるんですか?実は三味線のブームのあと今、英語のCDを会社の往復の車の中で聞いているんです。程度低いですよね~

本当はブログのシステムに興味があり自分のブログを持ってる貴方に羨望の眼差し!!!!

Sootheというグループのこと宣伝しましたが対面はまだなんです。金沢のライブで初めて遠くから出会い、CDでのめり込みBlogでコミュニケーション・手紙で励まし 本当に単純バカな勝手に応援しているおばさんです。そのうち時期がきたら自然体で会えるのを楽しみにしてるんですヨ。

舞台のreview? 知りたくて少しあちこち読ませてもらいましたが…酔いのせいもあり頭に入ってきませんでした。

又、お邪魔させてくださいネ!(次回はしらふで)

投稿: Sooおばさん | 2006年7月22日 (土) 00:31

>Sooおばさん
またのご登場&前の記事を読んでくださってありがとうございます。
日本酒がお好きなんですね。日本酒の話題が出たときにはよろしくお願いします!
さかのぼって読むのは大変だと思うので^_^
今後もし共感するような記事があればぜひコメントください!
(面白い話が聞けそうで楽しみです。^^)

投稿: ようこ | 2006年7月22日 (土) 21:52

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