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2005年12月 2日 (金)

映画『乱歩地獄』

今更で恐縮ですが、一ヶ月前に観た『乱歩地獄』の感想をアップします。

 

『乱歩地獄』は、江戸川乱歩の原作4話を

4人の監督が映像化したオムニバス作品です。

これから公開を控えている街もありますが

以下、上映順にネタバレありでの感想です。

 

●『火星の運河』 竹内スグル監督

少しくすんだ緑色の大地にぽっかり現れた湖。

そこに浅野忠信が登場し、無音のまま映像が流れ続ける・・・という

4作品の序曲的印象の短い作品でした。

内容はほぼ理解できませんでしたが、

アイスランドの広大な土地に目がクギ付けになりました。

 

●『鏡地獄』 実相寺昭雄監督

「ウルトラマン」で有名な実相寺監督の作品。

最初に鎌倉の和風邸宅のシーンが出た瞬間、

「女性が高い声で歌う、外国の曲が映画に合いそう。」と思ったら

マスネ作曲『タイース』の曲が全編に流れました。

自分を愛するナルシズムを成宮寛貴が上手く演じていたと思います。

 

●『芋虫』 佐藤寿保監督

この作品のみ子供の頃に原作を読みました。

”芋虫”が何を意味するのか知って、怖くなった記憶があります。

江戸川乱歩の(私が思っていた)グロテスクな世界が

映像で表現されており、何度目をそらしたことか!

芋虫役は大森南朋。

ドラマ「恋の時間」の青年役とは全く結びつかない役者ぶりを発揮しています・・・。

 

●『蟲』 カネコアツシ監督

ラテンの音楽をバックに現れる緒川たまきと浅野忠信演ずる男女の物語。

ストーリーは理解しにくい部分もありましたが

良い意味で映像が平面的で色彩にこだわりがありそうだったので

映画を観終わった後、監督の経歴を見たら漫画家とのこと。

納得、納得。

 

全体的に、謎解きや原作への忠実さを求めるのではなく

江戸川乱歩原作を元に新たな映像世界を創り出した作品だと感じました。

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コメント

この映画は、映像がたいへん美しいとか・・
乱歩の、あの独特の世界をどんな形で
表現しているのでしょう。
本を読んで想像しているうちがはな、なのか?
みたいような、みたくないような"^_^"

投稿: うさちゃん | 2005年12月 3日 (土) 00:23

>うさちゃん
作品によってカラーが異なるけれど、映像には凝っていたと思いますよー。
もし行くなら、一人をオススメします。
二人で行っても映画をみた後、何を話してよいやら・・・になるかもしれないので。(^^;;

投稿: ようこ | 2005年12月 3日 (土) 01:33

TBとコメント、ありがとうございました。
他の3話は自分の中で消化できていないので、拙blogでもコメントを控えたのですが、「鏡地獄」は映像と音楽が合っていて、素敵な選曲でしたね。

投稿: きつね | 2005年12月 3日 (土) 20:35

>きつねさん
コメントありがとうございます。確かに、消化するのが難しい映画でした。年内は成宮くん関係であと2本観る予定です。(^^)

投稿: ようこ | 2005年12月 3日 (土) 23:37

あしあとからきました

1人で観に行くのオススメってわかるような気がします
たしかに観に行ったあととくになにを話したら・・・な
空気になってしまいました。。

投稿: ryoco | 2005年12月 7日 (水) 14:40

>ryocoさん
いらっしゃいませ~。コメントありがとうございます。
面白い、つまらないの言葉で表現できなくて
一人で行って無言で帰る・・・そんな感じの映画でした。(^^;

投稿: ようこ | 2005年12月 7日 (水) 15:10

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「乱歩地獄」★★☆ 浅野忠信主、成宮寛貴主演、2005年 竹内スグル、実相寺昭雄、佐藤寿保、カネコアツシ監督 浅野忠信の映画だ。 オダギリジョーが NHKのトップランナーで 役者を目指していた頃 憧れていたと 答えていた。 2人は同じような、ちょっと 変...... [続きを読む]

受信: 2005年12月13日 (火) 22:29

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