2018年6月17日 (日)

『カルミナ・ブラーナ』(2018.6.16 東京文化会館)

東京文化会館にて、合唱舞踊劇『カルミナ・ブラーナ』を鑑賞しました。

最近、私が上野に来るのは研修か案内か展覧会か・・・という感じで

大ホールの中に入るのは、いつ以来かも思い出せないほどです。

 

そんな私も、子供の頃は親に連れてきてもらい、

この大ホールでよくバレエを観ました。

 

この『カルミナ・ブラーナ』は、中世に書かれた詩(ほとんどラテン語)に

1900年代にドイツ人のオルフが曲をつけた作品で

短い歌が次々と演奏される形式です。

 

演出は、創作バレエの第一線で活躍している佐多達枝先生。

舞台中心にダンサーのスペース、

上手と下手にコロス(踊り付きの合唱)、合唱隊、

歌によっては独唱のソプラノ、テノール、バリトン、児童合唱が登場します。

オーケストラピットには東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の皆さん。

想像以上の壮大なコラボレーションでした。

 

ラテン語といえば、"Ave verum corpus" などの宗教音楽を思い起こします。

しかし、『カルミナ・ブラーナ』においては、配布された対訳によれば

季節の風景や酒場の様子、もっと日常のことが描かれていました。

 

一曲目は、CMなどで一度は聴いたことのある「おお、運命の女神よ」

迫力ある合唱でつかみはOKです。

他の曲は知らないながらも、メロディーは新しい感じで聴きやすいです。

 

演奏中は字幕がないため、歌の意味が分からないのですが

バレエのダンサーによって視覚化することで、

明るい内容なのか、コミカルな内容なのか、理解できました。

久しぶりのバレエは、あの頃と変わりなく、

脚を斜めにスーッとあげたり、トゥ(つま先で)立ったりして

子供の頃にこのホールに来たことを懐かしく思い出しました。

 

独唱のバリトンは、加耒徹さん。

聴くたびに引き出しが増えていると感じます。

今回も出番が多く、さまざまな声色を楽しませてもらいました。

加耒さんはオペラも学び、舞台にも立っているからでしょうか、

舞台に出てきた時の流れのスムーズさ、

そして、他の出演者との存在感のバランスがよいと思いました。

 

ものすごいエネルギーが押し寄せてくる舞台でした。

今も頭の中には、「おお、運命の女神よ」がぐるぐる回っています。 

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2018年6月14日 (木)

宿泊研修 一日目その4(武家屋敷跡、金沢21世紀美術館)

金沢観光・・・、いや、研修はまだ続きます。

 

武家屋敷跡 加賀藩千二百石 野村家 

江戸時代のサムライハウスです。

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和室(謁見の間)

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高密度の庭があり、がとてもきれいでした。

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武家屋敷の近くには土塀の家々が連なっていました。

一人で歩くと、元に戻れず同じところをぐるぐる周ってしまいそうです。

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このエリアを抜けると、おしゃれな街並みが現れます。

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さあて次は、21世紀にタイムスリップです。

 

金沢21世紀美術館

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著名な建築家 妹島和世+西沢立衛/SANAA の設計でも有名です。

ガラス張りの円形の白い建物は、想像の5倍ぐらい大きかったです。

無料で見学できる部分もかなりあり、文化の発信地のような施設だと感じました。

 

自由見学の際、研修参加者たちと宝探しをするように

館内や屋外を歩き回りました。

説明を聞くのもよいのですが、このように自分で考え、歩いた経験は、

より心に残るように思います。

 

恒久展示作品『スイミング・プール』 レアンドロ・エルリッヒ

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プールの中に普通の服の人がいる!?なんとも不思議な作品です。

上から見るのは無料、プールの下に入るのは有料というのも面白いですね。

 

恒久展示作品『雲を測る男』 ヤン・ファーブル

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屋外、屋上に展示されているため、さまざまな角度から見えます。

天気によっても印象が変わりそうです。

 

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伝統新しさが存在する街、金沢。

一日で多くの場所をめぐることができました。

雨もぎりぎり持ちこたえ、金沢駅近くのホテルに一泊。

二日目は白川郷、高山経由で名古屋に移動します。

 

(次は、白川郷へ~)

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2018年6月13日 (水)

宿泊研修 一日目その3(鈴木大拙館)

兼六園を出たら、徒歩で夜露にぬれる森を抜けて、鈴木大拙館へ向かいます。

他にも美術館等が立ち並ぶ、文化の香りの濃いエリアです。

 

鈴木大拙氏(1870-1966)は、金沢出身の仏教哲学者で

世界に向けて、日本文化を英語で紹介ました。

ドイツ語圏のフロム、ユング、ハイデガーなどが影響を受けたそうです。

 

この館のコンセプトはとてもユニーク。

展示を見るだけではなく、建物自体を見たり、

思索そのものもできる造りになっています。

 

私はこの建物を見るのがとても楽しみでした。

上野の法隆寺宝物館と同じく、谷口吉生氏が設計したからです。

直線と水、巧みに取り入れた自然の光の中に

和の雰囲気と理知的な空気を醸し出す点が心に響きました。

父の谷口吉郎氏は金沢市出身、やはり建築家として名高い方です。

 

内部回廊

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水鏡の庭(手前)と思索空間(白い建物)

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じっくりと思索を深めたいところですが、先を急がねばなりません。

 

(次は、武家屋敷跡など)

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2018年6月11日 (月)

宿泊研修 ★目次★

宿泊研修の目次を作りました。どうぞご利用ください。

(目次にコメント欄はありませんが、日記へのコメントは大歓迎です☆)

 

前泊(アル友さんとの再会)

 

一日目その1(ひがし茶屋街、近江町市場)

一日目その2(金沢城公園、兼六園)

一日目その3(鈴木大拙館)

一日目その4(武家屋敷跡、金沢21世紀美術館)

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宿泊研修 一日目その2(金沢城公園、兼六園)

市場でお腹を満たしたら、午後もがんばりましょう。

 

金沢城公園を散策。

お城があった敷地に庭園などが復元された他、

当時の石垣も見ることができます。

 

ワンポイントツツジが気に入りました。

 

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色紙短冊積石垣

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色紙や短冊のような形の石が見事に積まれています。

力学に秀でた組み合わせの達人がいたのでしょうか。

 

鶴丸倉庫(重要文化財)

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武具土蔵です。

 

建物の壁の内部を説明する壁

↑これ以上こなれた日本語が思い浮かびません(^^ゞ

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驚いたのは、この敷地に平成7年(1995年)まで

国立大学の名門、金沢大学があったとのこと。

気持ちが引き締まりそうです。

 

さて、次はお隣りの兼六園に行きましょう。

水戸の偕楽園、岡山の後楽園と並ぶ日本三名園の一つです。

 

アップダウンのある土地に、池や橋、植物が次々と登場します。

 

ことじ灯籠

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足が琴柱(ことじ)に似ている灯籠です。

実物は思ったよりも大きくて、うまくバランスを取って立っているなぁと思いました。

 

根上松(ねあがりまつ)

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松の下の方に複雑な形をしたが見えます。

 

噴水

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サイフォンの原理により、電気等を使わずに水が噴きあがっています。

実に面白い。

ドイツ語で一から説明するのは難しいので、「サイフォン」を調べました。

ふむふむ、Siphon(ズィフォー)ですか。

 

きっと何度も兼六園を訪れるうちに、案内ポイントがつかめることでしょう。

見るもの聞くもの新しい研修ではありますが、

緑の木々の中を歩いたことでおだやかな気持ちになりました。

 

(次は、鈴木大拙館他)

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